任せるということ

「部下に仕事を任せられない」
「役職に適した人間がいない」
このようなことを考えたことってありませんか?

結論から言ってしまえば、任せるべきなのですが、不安もごもっともですので、私の経験も交えながらお話しできればと思います。

【目次】
・プレイヤー時代の経験
・マネージャー時代の経験
・まとめ

◆プレイヤー時代の経験

私が営業になってから数年たった時、自支店のエースが新規事業の立ち上げメンバーとして部署移動をすることになり、年次の関係もあって私が売上予算の多くを任されることになりました。
その前年まで低い予算に対してでもギリギリ達成するかしないかのラインでやっていたにもかかわらず、実質30%以上増の予算設定に対して、最初は右も左もわからない状態でした。

それでも「長橋が予算達成しないと会社として困るから。」と言われ続け、たまたま引継先が良かったこともあり、最終的には目標達成かつ受注、売上が全営業マン中トップを取ることが出来ました。

運がよかったと言ってしまえばそこまでですが、私自身もともと何が何でも1位を取ろうというタイプではなく、日々の安寧を求めるタイプではあったのでこの成績を出せたときは「1年間頑張ってきて本当によかったな」としみじみ感じたのをリアルに覚えています。

それではなぜ達成できたかを考えると、
・結果のみ管理されやり方は任せてもらえたこと
・やらないとまずいという状況に追い込まれたこと
この二点です。

成果を上げるため、いかに効率よく、精度高く受注していけるかに集中して取り組むことが出来、支店メンバーに雑務等バックアップしてもらえたおかげで全集中して営業活動に取り組めました。
また、自分の予算達成が全社利益に大きくかかわっていたこともあり、緊張感を持ちながら結果に対して自責の意識で日々の業務に取り組めました。

ただし全部がうまくいったわけではなく、取引先を、売上につながらないと勝手に見切り、対応が雑になって、クレームを出してしまったこともあります。

当時は「数字も作っているし、これくらい別にいいだろう」と調子に乗っていましたが、今となっては完全に目先の数字だけにとらわれて会社に迷惑をかけていたとわかるので反省しても反省しきれません。

◆マネージャー時代の経験

波乱はありつつも、ある程度の結果を出したので、管理職として抜擢してもらい、部下のマネジメントをする機会が与えられました。

そこからはうまくいかなかったことのほうが多かったのですが、自身が管理をされず(実際はしっかりと結果管理はされていたわけですが)うまく言った経験から部下は放任しておけば勝手に育つと勘違いしてしまったことが原因でした。

そのため本来達成させなければならない目標に対しても、部下から嫌われて、自分の仕事がうまく回らなかったらどうしようと考えるあまり、最低限守らなくてはいけないルール(自身がプレイヤー時代に守っていなかったくせに)が守れていればOKとし、支店のプレイヤー以上に支店の予算を引き受けていました。

当然無理のある予算設定だったため達成できず、評価が下がったことに対して、こんな予算達成できるわけがないと開き直り責任を放棄するような状態になってしまったわけです。最悪ですね。

そんな中でも収穫があったのは部下側からあれをしてもいいですか?これをしてもいいですか?など主体的に自身が数字を達成するための方法や、業務改善が出てきた点です。

全て認めてあげられたわけではありませんが、ふがいない上司に対して部下側から能動的に動いてくれたということに対してだけは「やり方は任せる」の成功体験として得られたと感じています。

◆まとめ

識学を学んだ上で、これらの経験を振りかえってみると、恥ずかしながらプレイヤーとしてもマネージャーとしてもかなり間違っちゃてるなぁと感じますが、任せた、任されたという経験を通していえることは
「(最低限のルールを守らせることは大前提として)部下がやるべきことを明確にした上で、まずやらせてみることが重要」だということです。

何も示さずにただやらせるだけは無責任ですが、最初から全部できるスーパーな人材はほぼ現れません。ただし、任せた仕事を自責で認識して真摯に取り組むメンバーは期待以上に成長します(当時の部下は余裕で私より仕事ができます)。

親という字は木の上に立って云々という言葉がありますが、任せたら結果が出るまでは信じて見守り、手取り足取り教えないが大原則です。

「じゃあどこまで関わればいいの?」
「自責でとらえさせるのが大変なんだよ!」
「結果管理はどうするの?」
「やってみた結果駄目でしたじゃ意味なくない?」

といった詳細な説明は書ききれないため割愛します!
少しでも興味があればお気軽にお問い合わせください。

これからまた暑くなってきますが、暑さに負けず、気温以上に熱く日々頑張っていきましょう!!


男性

識学認定講師

長橋 幸大

関西大学卒業後、設備メンテナンスのベンチャー企業に就職。
2018年度には全社トップの受注・売上を達成し、マネージャーに昇進。チームの数字達成とマネジメントに悩んでいた折、識学を知る。
属人化しない組織運営の理論を学び、自ら普及していきたいと思い転職。識学講師として現在に至る。

おすすめ

人気の投稿