Vol.12「“育成”と“やりがい”」

株式会社ドッグファイトレーシング 代表取締役 室井 秀明 氏

ロードレースのチーム解散を機に1996年に創業。レースの参戦活動を続けながら、現役メカニックによるメンテナンスや商品開発が好評。宅配業界向けのサービスも提供し更なる拡大を続ける株式会社ドッグファイトレーシングの室井代表に、識学導入後のインタビューをさせていただきました。


創業の経緯について教えてください。


 

 元々はレーシングチームのチーフメカニックをやっていたんですね。1996年に3連勝してタイトルに向け活動していた矢先に会社の事情で活動中止に追い込まれまして、僕も1995年の末に結婚したので、この業界で食べていくことも大変なのはわかっていたのでレース活動を辞めようと思っていたんですね。ただ、最後にもう一度ライダーを勝たせてあげたいと思って、1996年に会社を立ち上げてレース活動を継続しました。
 会社運営しながらも1996年のシーズンに年間チャンピオンになる事が出来て、なんとなく1年経過したら資金が回るようになったので、奥さんに「もう一年やっていい?」と聞いてOK貰って、やっていくうちに仲間が増えて事業も多角化していく中で、今でもレース活動とバイクのメンテナンス業をやっております。

識学は何をきっかけにお知りになりましたか?


 僕がバイクレースをやっている中でピーアップの中込社長と知り合って、その後メールで「組織管理セミナー」のご案内を頂いたんですね。気になったのでじっくり読んでみるとピーアップさんが主催ということで、バイク業界でもピーアップさんと言ったらかなり大きい企業なので、「成長している企業は何をやっているんだろう」と非常に興味あったので「一度聞いてみよう」と思ってセミナーに参加したのがきっかけです。

セミナーを聞いていただいていかがでしたか?


 ドハマりしました。識学の一番ベーシックな部分で人間の行動の心理や「事実」という部分がすごく明白だったので「これだ!」と思いました。

 僕はずっとリクルートの部分で悩んでいて、業務のビジネスモデルはすごく伸びるチャンスなんだけど人が採用できない、成長しない、成長しても離職してしまう、という状態が慢性的に続いていて、解決するために色々なセミナーへ参加し勉強したり本を読んだりしましたがやっぱりうまくいかなくて、そんな中で識学を聞いて、マンモスの狩る・食べるの話だったり、甲子園の話だったり、今まで聞いていた話でしたが本当に腑に落ちる、シンプルにその通りだと思ってその日に導入の申し込みをして、これにかけてみようと決断しましたね。

 ただ、当時はセミナーを聞いただけで識学の入り口しかわからなかったので、識学を導入すると今までのやり方とはかなり変わってしまうので、今いる従業員は離職してしまうかもしれない、大変なことになってしまうかもしれないとは思いましたけど、このままやっていても僕らは成長出来ない、この段階で止まっちゃう、僕らが暮らしていくだけならこれでいいけど社員たちを今後も守っていくと考えるとやっぱり成長しなければいけない、そのためには変化しなければいけない、だから識学をやる、という覚悟を持ってやろうと決めました。

当時はどのようにリクルートされていましたか?


 ハローワークやマイナビ掲載などでの募集と僕のSNS等で声をかけて求人していました。常に採用したくて募集をかけていましたが、メカニック業界は人がほとんど入ってこないし新卒も取れない状況で慢性的に人手不足でした。
 僕らは宅配バイクのメンテナンス業務を主な生業にしておりまして、それを支えるのはメカニックなんですね。メカニックを育成して戦力化させることを短期間でしなければなりません。育成するために優しく手を差し伸べてもダメになり、厳しく指導してもダメになり、プレッシャーをかけすぎてダメになり、そのようなことの繰り返しでした。

識学導入後は組織にどのような変化がありましたか?


 以前は慢性的に人手不足の状態がったので、応募が来たら「来るもの拒まず」で即採用していましたが、今は面接を2段階に分けて1次面接では識学の「組織サーベイ」を受けていただいて、面接の状況とサーベイの結果をもとに合否を決めて2次面接に進みます。2次面接では条件や中身の詳しい話をして合意であれば採用しています。
 応募に関しても、大熊さんからご指摘いただいた点を加筆すると応募者数が増えました。また、応募者を選別することができるようになったので、採用した後も順調に戦力化できるようになりました。

識学を受けて印象に残っているパートはありますか?


 僕らは採用や育成で悩んでいましたが、常に感覚で従業員を評価していたんですよね。その部分が改めて「その通りだ」と認識させられました。

 社員の為になると思って飲み会やったり社員旅行やったり、社員に寄り添うように「大丈夫か」と気にかけたりしていましたが、従業員を評価する時に何を基準にしていたかというと、結局自分の感覚で評価していました。日々残業することも多いので、残業している社員を見て「遅くまで頑張ってるなぁ」と思う時と「何テレテレ遅くまでやってんだ」と思う時と、僕の気持ちで評価が変わってしまう、「これはもう評価ではないな」ということを学ばせていただきました。

識学を導入する前に懸念していた点はありましたか?


 プレーヤー層から見たら結果しか見ないような冷徹で「上からの命令に従え!」というような感じで捉えられたら社員が辞めてしまうのではないか、というのが一番の恐怖でしたね。ただ、実際やってみると懸念していたことはなかったです。
 嬉しいのは半年に一度、組織サーベイを実施して部長たちが個別の面談を社員とやるんですけど、導入前よりも今の方が「やりがいがある」「楽しい」という声が多く出てきて、まさかそんなコメントが出るとは思わないので、それはもう非常にビックリしました。「やりがい」は一番僕らが与えたかったし、気づいてほしかった部分なので、そういったのが芽生えてくれたのはうれしかったですね。

企業情報

株式会社ドッグファイトレーシング

代表取締役 室井 秀明

事業内容
 ■ オートバイ部品の販売製造(チャンバー等)
 ■ オートバイの販売(新車・中古車・レーサー)
 ■ オートバイのメンテナンス(エンジン・サスペンション)
 ■ レーシングガレージサービス
 ■ 宅配バイクの販売・修理・レンタル
 ■ 上記に関する一切の業務

設立 1996年8月

ホームページ https://dogfight-racing.com/company

業務用宅配バイクレンタル専門店「Japan Delivery Service」https://j-delivery.com/recruit/

担当講師

株式会社P-UP World

執行役員 兼 識学シニア講師

大熊憲二

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